スペインならどこでも、もちろんトレドでも、おススメの朝ごはんはできたてのチュロス。せっかくトレドに来たなら、街のシンボルの一つ、ビサグラの門を眺めながら «CATALINO(カタリノ)» でお試しを。ついでにチュロスよりもっと太めのポラス «porras» も試してみて。スペインの典型的な朝ごはんはこのチュロスだけど、このチュロスを食べるのって夜遊びの締め的な意味もあるんです。飲んで笑って大騒ぎした夜が開ける頃、みんなで連れ立ってチュロスを食べに行くという光景は、どの街でもよく見かけます。チュロスの始まりは定かでなく、ポルトガルの商人が中国から持ち込んだという説や、アラブが発祥の地だとする説、焼きたてパンに代わる食品としてスペインの羊飼いたちが食べ始めたのが始まりという説など人それぞれ色々な説があるようです。ですが、ちゃんとした当初のレシピというのは保存されていて、ここには小麦粉、水、塩を使うと書かれているそう。19世紀初頭にカタルーニャ地方で食べられたのが始まりだとか。
