高速鉄道AVEが到着するトレド駅からほど近い la vega del Tajo (ラ・ベガ・デル・タホ) という地区にある、わたしたちのお気に入りの場所をご紹介します。ガリアナ姫の宮殿、または王様の畑と呼ばれる小さな宮殿を訪ねると、まるでおとぎの国に迷い込んだような気分になります。静寂と平和が包み込む庭園は、小さな子供たちとの散歩にもぴったり。昔ながらのクリスチャンの様式とイスラム様式の混ざったムデハル様式(イベリア半島では12〜16世紀の建築物にのみ見られます)の建物は13世紀に建てられたものですが、もともとは8世紀から9世紀初頭にガラフレ王がガリアナ姫に建てた宮殿をベースにしているという説と、トレドのタリファ王、アルマムンが自身の余暇のために建てた別宅をベースにしているという説があります。
豊かな木々や池、噴水に囲まれた庭には、月の満ち欠けにより時間を算出する有名な «clepsydra (クレプシドラ – 水時計) » がアザルキエルによって建てられ、これはアルフォンソ7世が国土回復運動でトレドを手に入れた時代まで使われていました。アルフォンソ7世はこの水時計がどのようにして動いているのかを調べるため、これを取り壊し同じ物を作る計画を立てたのだそうです。
開園時間:毎週水曜日 9:00 〜 13:00
入園料:無料
メールにて事前連絡をされることをお勧めします。 eventos@palaciodegaliana.es
