トレドの寒い日には、このスープ

この冬は特に寒さが厳しいですが、こんな日のために、体の芯までぽかぽかと温めてくれるラ・マンチャ地方のスープをご紹介します。作り方は簡単、お財布にも優しい、さらに一口目から体にぽっと火がつく魔法のスープです。

カステジャーナスープ、あるいはニンニクスープと呼ばれるこのスープ(もしかしたらそのままスペイン語で «sopa de ajo» の方が馴染みがあるかもしれません)。ここでご紹介するのは、我が家に代々伝わる、小さい時には祖母が、その後は母が冬になると作ってくれていたレシピです。

材料
– ニンニク 1人につき1個(ここは大胆に丸ごと1個ですよー!一片じゃありません。)
– オリーブオイル
– 1cmにスライスしておいた前日のフランスパン 1人につき4枚くらい
– たまねぎ 1人につき1/4くらい(1.5cmの角切りにしておきます)
– 生ハム 適量
– たまご 1人につき1個
– 塩
– パプリカ(オプショナル)
– 水

作り方
1. オーブンを200°Cに温めておきます。
2. 皮をむいて芯を取り5mmくらいにスライスしたにんにくをたっぷりのオリーブオイルで炒めます。よく火が通ったらオーブンに入れられる容器に一人分づつ取り分けます。
3. 残った油にパンを入れて油で揚げるように全体に焼き色をつけます。きつね色になったら取り出し、ニンニクの上におきます。
4. 次に一人分につき大さじ1のオリーブオイルを足し、細かく切っておいた生ハムを炒めます。生ハムも容器に移したら玉ねぎも黄金色になるまで炒め、同様に容器に移します。
5. お鍋に一人分につきコップ1杯の水と塩少々を入れ火にかけます。生ハムにも塩がきいているので、入れすぎないように注意してください。沸騰したらそれぞれの容器に注ぎます。
6. その上に卵を割り入れたらオーブンで7〜8分温めてできあがり。

トレドのレストランのメニューでも食べられる地方料理です。あっつあつをどうぞ!